下水道やケーブルなど、現在の都市機能は地下のネットワークに支えられています。また高層建築物の建設にも、大深度の杭穴が欠かせません、より大きく、より深い穴を掘る。このシンプルな技術が、実はこれからの社会では非常に重要なもの。そして「ケコム工法」こそが、その需要に応える事のできるも現時点では日本最強の技術であると、私は強く自負しています。
入社から日が浅い自分には、まだ「できる事」はわずか。職人さんの手伝いをしたり現場の後片付けをしたりと、仕事もまだまだ地味なものです。しかしそれでも、学べる事は無数にあるんです。関わった建物が完成したときには、大きな達成感があるんです。これから先、徐々に大きな役割を任されたときに。この喜びはどこまで大きくなるんだろう。考えただけでも、ワクワクしてきますね。
先日担当したある工事は、4500mm口径の穴を30mの深さまで掘るというもの。大きな石が混じる土質で、超硬チップのドリルを用いても一気に掘り切る事は不可能でした。
そこで採用されたのが、10メートルごとに区切って穴を掘り進める、コプロス独自工法である多段式ケコム工法。他者ができない事を「できる」と言える点は、非常に大きいですね。
ただ理論上は可能でも、現場でのオペレーション技術が伴わなければ施工は進みません。現場では毎日、緊張感の連続ですよ。だからこそ掘りきった時には「俺にしか出来ない仕事をやった!」という高揚感があるんですよね。
現在コプロスでは、これまでの常識をくつがえす技術も開発中です。手掛ける穴の大きさと一緒に、私もデカくなりますよ!