独自技術・ケコム工法を必要としている現場があれば全国各地に出向き、搬入が可能かなど打ち合 わせに臨む。また、この工法を多くの現場で使ってもらえるよう営業活動も担当。交渉力向上のた め、工法にまつわる様々な知識の積み重ねを心掛けている。
業務内容を教えてください
7時半に本社に出社します。デスクワークや打ち合わせ、営業がメインです。特にケコム機は比較的大きな機械なので、搬入・搬出に気を遣います。地図を事前にもらいますが、現場に搬入するためには、どのようなルートを通ればよいか、そもそも、搬入できるのか、依頼主の打ち合わせがとても重要なんです。メールや電話での問い合わせもありますが、基本的には現場に出向いて打ち合わせます。
ケコム工法は全国各地の工事で使われているので、東北から九州・沖縄までの各地への出張も多いですね。
印象に残った仕事はありますか
大学の先生にこの会社なら土木も建築もあるのでいろいろなことができると勧められ、入社を決めました。
入社4年目のダムの仕上げの現場が一番印象に残っています。コプロスの社員は自分一人で、元請として下請けさんの統括をする初めての「ひとり現場」でした。工期があるので、それに合わせて下請けさんに指示を出さなくてはいけないんですが、無理も言えないし…難しい業務でした。
半年後に竣工式を迎え、役所の評定(検査)で「きれいに仕上がっていますね」と言われた時はうれしかったですね。また、予定した工程通りに苦情なく工事が終了し「また今度お願いします」という言葉をいただいた時は、特にうれしいです。しかも、ケコム工法はケーシング立坑のパイオニアなので、他社には真似できない技術を買われ、スーパーゼネコンより依頼を受けるような仕事にもかかわれる点でもやりがいを感じますね。
コプロスで必要なスキルとは
技術力をもっと磨いて、お客様から「コプロスの岩本」と指名される機会を増やしたいです。ケコムにまつわる仕事は全国各地が舞台です。仕事は現場を経験していないと、話を進められません。予算面を含めた交渉力が必要な上、技術的な知識を蓄える必要があります。現場に即した環境条
件、工事予定の地質・深さで機械が使えるのかなど、技術的な詳しい話を尋ねられることも多いんです。今はその場で返答ができないことがあるので、すぐ答えられるようにしたいですね。また、出張が多いので、遠隔地に訪問することが好きになれるかどうかも重要かもしれませんね。